「ヲベル」は発表準備中であるが、制作自体はほぼ完了している。
いつもアルバムが出来上がるより前に次の作品のことを考えだすので創作について少々語ってみようと思う。
曲を作るということと、音楽を作るということは違うことのような気がする。
故にフレーズやリフやコード進行を作ることと創作を等号で結ぶことはできないというか、私はしない。
「創ろうと思って作る」
ということに対してすでに飽きている。
という気持ちを肯定するのに随分体力を要したが、一度認めてしまえば楽なもの。
無理にフレーズを捻出せず、無理でなくともフレーズをひねらず。
自然と湧いてくるメロディや音楽。
創ろうと思っていないのにいつの間にか私の中にある曲。
お陰で書き留める必要すらない新しいアルバム用の曲が私の中にもう数曲。
皆様方もないだろうか。
他人にとってはどうでもいいような、でも自分にとっては大切な、幼少の頃、もはや輪郭も朧気でありながら妙に印象深い一瞬の体験を。
創作や表現は自分自身を表現するものではない。
なぜなら創作や表現は自分自身だから、表現ではなく音楽的な意味で「再現」すればよいのである。
作品と自分自身の距離を縮める。
なかなかに楽しいものである★